こんにちわ。TPP Bookkeepingの西沖です。
当社ではアメリカで活動されているスモールビジネスの経営者の方へ、会計代行サービスを行っています。
このブログでは、ビジネスを開業された方の中で、「自分でブックキーピングを行いたい」という方向けに、実用的なブックキーピングの進め方をお伝えしてます。
本日のテーマは、
「フリーランサーの会計、QuickBooks Solopreneur がオススメ」
というテーマでお伝えします。
「会計作業はどうしよう」とお考えの、コントラクターやフリーランサー、或いは副業で活動されている方は、いらっしゃるのではないでしょうか。
会計管理はこれまでマニュアルで管理をしてきたけれども、
「もっと簡単に管理を」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
そんなアナタに「シンプルで使いやすい」、“QuickBooks Solopreneur”を本日ご紹介します。
QuickBooksとは
アメリカで会計ソフトをお探しの方、よく“QuickBooks”を耳にしませんでしょうか。
それもそのはず、こちらアメリカで最もポピュラーな会計ソフトです。
Intuit社が開発する、スモールビジネスの会計に特化した会計ソフトになります。
ずばり「使いやすさにこだわっている」点が、私がQuickBooks をオススメするメリットです。
見やすさ、使いやすさ、を常に追求しています。
実はQuickBooksにも様々製品があるのですが、本日はQuickBooks Solopreneurについてお話します。
QuickBooks Solopreneurとは?
「シンプルな会計ソフト」を希望されている、単独で活動されているフリーランサーの方にとって、QuickBooks Solopreneurはベストフィットかもしれません。
こちらはクラウド型のソフトで、パソコンや携帯の端末からアクセスが可能です。
使用するメリットは下記です:
- 記帳作業の効率化(銀行/クレジットカードのリンク)
- ビジネスパフォーマンスの管理(Profit/Lossレポート)
- 入金プロセスを簡素化(お客さんがオンラインでInvoiceの支払い可)
- ビジネスとパーソナル支出の仕分け
- Taxファイリングの効率化(Income Tax / Sales Tax)
- 自家用車のビジネス使用をトラッキング(Mileage Tracking)
などなどです。
個人で活動される方にとって、必要機能は揃っているかと感じます。
そして、料金は月額$20のサブスクリプションとなっています(2024年7月現在)。
リンク先:https://quickbooks.intuit.com/solopreneur/
(※以前はQuickBooks Self-Employedと呼ばれていましたが、現在はSolopreneurへ名前が変更されたようです)
QuickBooks Solopreneur vs QuickBooks Online
QuickBooks と検索すると、QuickBooks Online(QBO)が出てくるかもしれません。
(こちらはミニマムプランで$35/Mon~で始まります)
QBOもクラウド型でオンラインで使用できるプラットフォームです。
ですが、QBOとQBSは全く別のプラットフォームとお考えください。
少々ややこしいですね、、なぜ??と思われるでしょう。
QBSとQBOが全く異なるプラットフォームである理由、
それは記帳方式の違いです。
またこの違いこそが、シンプルなソフトをお求めの方にとって
QuickBooks Solopreneurをオススメする理由です。
以下、少々専門的になります。
QuickBooks Solopreneurは単式簿記(Single Entry)を使用しています。
これは1つのTransactionに対して、1つのアカウントを使用します。
一方、QuickBooks Onlineは複式簿記(Double Entry)を使用しています。
これは1つのTransactionに対して、少なくとも2つ以上のアカウントをマッピングする必要があります。
会計や経理のバックグラウンドをお持ちでない方にとって、複式簿記は少々ややこしいと感じることがあるかもしれません。
詳細については割愛しますが、QuickBooks Solopreneurがシンプルなソフトをご希望の方にとって、追加作業工数をさけるためにも、オススメの理由です。
QuickBooks Onlineが有効な場合
上記申し上げた上で、QuickBooks Online(QBO)を使用する必要がある場合についても説明します。
QBOはビジネスの規模が一定程度成長し、また今後ビジネスを拡大したいとお考えの方にとって、最適かと考えます。
QBOを使用する理由としては下記です:
- ビジネス財務状況を詳しく知りたい(Balance SheetやCashflow Statement)
- 顧客からの入金状況のトラッキング(A/R )
- ベンダーへの支払いやローン残高のトラッキング(A/P, Liability)
- ベンダーへの1099の発行が必要 (1099 Tracking)
- 従業員への給与支払いが必要(Payroll)
- POSシステムとIntergration
- プロジェクトコストなどのトラッキングを行いたい
- 予算管理を行いたい
などなど…。
ビジネスを今後成長させていきたい方、より財務状況を詳しく分析したい方にとって、QBOはオススメかと考えます。
いかがでしたでしょうか。問題解決の参考になれば幸いです。
弊社TPP Bookkeepingでは、「 会計入力をDIYで進めたいが、いまいち分からない」という方向けに、本ブログで入力解説を行ったり、コーチングを行っています。
初回2回分(30分x2)の無料相談を用意しています。もし何かお困りのことがあれば、お気軽にご連絡ください。
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